学科DATA 学生数:197名
(男子:58%/女子:42%)
教員数:14名

福祉環境学科の学び

福祉とは、「幸せを追求する人をささえること」。そして福祉環境学は、「すべての人の幸せが実現できる社会を、環境から考える」学問です。今を知り、明日の福祉環境を考えるため、現場に赴きフィールドワークを軸に実践力を身につけます。

福祉環境学科

すべての人の幸せが実現できる社会を、
環境から考える。

学びのキーワード

  • 環境を学び問題解決力を養う

    環境を学び問題解決力を養う

    社会福祉学の新たな領域として、社会環境や公害、環境破壊などに実践的・政策的に関わり、研究する福祉環境学を学びます。環境に配慮した「持続可能な開発」が世界的な指針となりつつある近年。社会がめざす方向に沿った学びの場があり、環境という視点から課題を解決する力を養います。

  • 水俣学をはじめとする最先端の学び

    水俣学をはじめとする最先端の学び

    福祉環境学は日本で初めて本学で開講された学問であり、「水俣学」「障害学」など独自の学びが得られます。中でも「水俣学」は、熊本で起きた公害事件から未来への希望を模索する学問として、海外からも注目を集めています。フィールドワークを重視した科目が多いのも特長です。

  • 災害と向き合い、備え、対応する力

    災害と向き合い、備え、対応する力

    2017年度から本学科で開講した「災害と社会」では、熊本地震の教訓から、日頃の備えや災害発生時にどのように情報を入手し行動すべきかを、本学園の福祉的な避難所の取り組みや、行政の対応・課題を通して学びます。近年頻発する、地震や気候変動による災害に備える力を養います。

福祉環境学科の学び

理論を学び、現場学習を積極的に取り入れながら、福祉環境の問題を身近な課題として考えます。

福祉環境学科のコア科目である「福祉環境学入門」「福祉環境論特講」では、フィールドワーク(現場学習)を取り入れ、教室での授業と現場学習が交互に行われます。現場に触れることで、一人ひとりが福祉環境にかかわる問題に関心を寄せ、共生社会とは何か考えるきっかけとなります。

宮北ゼミ

ゼミ現役生×教員 〜福祉環境学科の学びとは?〜

フィールドワークから考える自分らしい暮らしと地域社会

フィールドワークから考える自分らしい暮らしと地域社会

前田 夢海福祉環境学科
4年 熊本県/玉名高等学校出身

自然環境についてフィールドワークを取り入れているゼミです。美里町で地元の方と交流し、町おこしについての考えを聞き、農作業にも参加して環境だけでなく普段口にする食の大切さも学びました。ゼミの卒業生が行っている「自然農法」を用いた有機・無農薬野菜は、もっと私たちの世代に伝えていかなければいけない大事な事だと思い、学園祭での展示や試食・販売も計画中です。

地域の人々地域の人と触れ合うことで社会福祉とは何かを学んでほしい

地域の人と触れ合うことで社会福祉とは何かを学んでほしい

福祉環境学科宮北 隆志 教授

さまざまな困難を抱える地域の人が、そこにある資源を使って自分らしい暮らしや豊かな地域社会を作ることを研究しています。学生には、現場でいろんな人に出会うなかで、地域のあり方や困難をどう乗り切ろうとしているかを学んでほしいと思っています。それこそが社会福祉の学びであり、生命・生活・人生の3つの「生」を豊かにすることで生活の質を高めることが福祉と考えています。

資格取得等

めざすは教員免許と社会福祉士のW取得。福祉住環境コーディネーターの受験も支援。

取得できる免許・資格

  • 社会福祉士(国家試験受験資格)
  • 精神保健福祉士(国家試験受験資格)
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民)
  • スクールソーシャルワーカー(認定課程修了証明申請資格)
  • 司書 ほか

取得や受験を支援している資格・検定

  • 福祉住環境コーディネーター®
  • eco検定(環境社会検定試験)®
  • 3R・低炭素社会検定

就職実績 (過去3カ年の実績より抜粋)

  • 熊本県(身体障がい者)
  • 熊本市
  • 指宿市
  • さつま町
  • 熊本県警察
  • 熊本赤十字病院
  • 八代更生病院
  • 森病院
  • 第二大江学園(障がい者支援施設)
  • 藤崎台童園(児童養護施設)
  • (株)ニチイ学館
  • (株)西日本介護サービス
  • 米善機工(株)
  • 積水ヒノマル(株)
  • 資生堂ジャパン(株)
  • (株)あつまるホールディングス
  • (株)九州ケーズデンキ
  • 大津電子(株)
  • 熊本県果実農業協同組合連合会
  • 熊本県火災共済協同組合
  • 玉名農業協同組合
  • (株)アネシス
  • (株)明和不動産
  • (株)熊本シティエフエム
  • 日本郵便(株)
  • 綜合警備保障(株)
  • 第一生命保険(株)
  • (学)尚絅学園
  • (独)国立高等専門学校機構
  • (株)早稲田スクール

学びの流れ

一年次 福祉環境の基礎となる知識や概念を、フィールドワークを重視しながら学びます。

  • 福祉環境学入門

    福祉環境学入門

    4年間の学習基礎を築くことを目標としています。福祉環境学科の教員が行う集団講義と並行して、ゼミ単位での授業やグループ討論も行います。現地研修では1年生全員が、2日間にわたって水俣を訪問し、知見を深めます。

  • 災害と社会(演習)

    災害と社会(演習)

    熊本地震をはじめ、全国各地で大規模災害が発生している近年。平時より知識を蓄え、災害時に行動できる人材の育成を図るため、行政担当者や福祉関係者などを招き、災害に対する知識と考える力を身につけます。

2年次福祉環境学および社会福祉学の実践の基礎となる知識を学ぶ。

  • 障害児・者福祉論

    障害児・者福祉論

    障害者関連施策のうち、福祉サービスを必要とする「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」を中心に学習します。「障害者権利条約」の人権保障の観点から、従来の福祉のあり方についても考えていきます。

  • 精神保健福祉論Ⅱ

    精神保健福祉論Ⅱ

    精神しょうがい者の生活全般について理解を深め、精神保健福祉法などの法律を知り、社会制度上の支援を活用するための知識を身につけます。相談援助を行う専門職として、精神しょうがい者に対する関わり方についても学びます。

3・4年次実習・ゼミや卒論への取り組みを通して、福祉環境学に関わる専門知識と技術を修得します。

  • 環境マネジメント論

    環境マネジメント論

    進行する地球規模の環境問題に対する理解を深めるとともに、良好な環境を維持するために必要な生活と企業の取り組みを学びます。その一環で、「我が家のエコ度」をチェックし、自分の暮らしのあり方を考えます。

カリキュラム

(2019年度入学生適用)

※ このほか、放送大学との単位互換科目や、教職課程に関する科目などがあります。

ゼミテーマ一例
陳 ゼミ 事例・判例を通して家族と法を考える
岡部ゼミ 西洋近代における貧困と福祉
中地ゼミ 環境問題を考える
花田ゼミ 水俣学としょうがい者問題
堀 ゼミ 福祉と共生
宮北ゼミ 環境・経済・社会の持続可能性の追求
守弘ゼミ パブリック・アクセス、地域情報発信
岡部ゼミ 西洋近代における貧困と福祉
高木ゼミ 災害からの復興プロセスの研究
髙倉ゼミ ソーシャルワーク専門職の倫理等
矢野ゼミ 被差別民衆史から協同・連帯を考える
藤本ゼミ 環境社会学・地域社会学

※ 年度により変更になるゼミもあります。

現役生Voice

福祉の知識を多角的な視点で学び、めざすは社会福祉士・教員免許のW資格取得

福祉の知識を多角的な視点で学び、めざすは社会福祉士・教員免許のW資格取得

岩内 弘斗福祉環境学科4年
熊本県/湧心館高等学校出身

社会福祉士と教員免許、ダブルで資格の取得ができることが本学科を選んだ決め手です。「福祉環境学演習」では、「四ツ角マーケット」(地域イベント)を通して、多角的な視点から人の繋がりがもたらす効果などを学習。また、「水俣学」の授業で先生方の研究内容を知り、水俣出身の私は、地元への見方や考え方が変わりました。今後は福祉の知識を持つ教員をめざします。

岩内さんの3年次 秋学期授業時間割
1 現代の
福祉国家
ソーシャル
ワーク方法論Ⅳ
2 ソーシャル
ワーク
実習指導Ⅲ
就労支援論
3 ソーシャル
ワーク演習Ⅴ
水俣学 福祉環境学
演習Ⅱ
4 社会保障論Ⅱ 人文地理学Ⅱ 司法福祉論 東洋史概論Ⅱ
5 医療福祉論 権利擁護と
成年後見制度
福祉管理
運営論
自然地理学Ⅱ

内定者Message

フィールドワークから学んだ地域社会とコミュニケーション

フィールドワークから学んだ地域社会とコミュニケーション

内定先:日本郵便(地域基幹職)

松田 彩瀬 福祉環境学科(2019年3月卒業)熊本県/文徳高等学校出身

教員志望だったこと、そして水俣への研修や車いす体験などのフィールドワークが多いことに興味を持ちこの学科を選びました。福祉環境学特講という講義の中で「四ツ角マーケット」に参加し、熊本地震をテーマにした展示を行いました。会話を通して地域の人との関わり合いやコミュニケーション能力が向上し、就職活動時に自分の想いを伝えることに役立ちました。就職先の日本郵便で、生活の身近にあるからこそできる支援やサービスがあると思います。何事にも責任を持って行動し、地域の人々に頼ってもらえるよう頑張っていきます。