学科DATA
学生数:345名
(男子:50%/女子:50%)
教員数:11名
一人ひとりの幸せな人生(=ウェルビーイング)の実現をめざす「社会福祉学」を中心に学びます。
支援する側・される側に分かれていた福祉のあり方を見直し、対等な立場に立って信頼関係を築くための専門知識や技法を身につけます。
2024年度より、ソーシャルワークの専門知識と実践を学び、社会や個人の課題に対し普遍的方法を学ぶことができる「社会福祉コース」と、現代社会に必要な「共生」と「福祉のあり方」に関する理論的・実践的知識を幅広く学ぶ「社会共生コース」の2つのコースを設置。それぞれの学生の将来像に合わせたコースモデルを用意します。
多様な価値観を持つ人々が自らの幸福(=ウェルビーイング)を追求できる共生社会をめざすため、社会福祉学を段階的に学び、「社会的な条件をどう整備していくべきか」を科学的に考えます。社会福祉の観点から個人を尊重し、ソーシャルワーカーをはじめ現代に求められる福祉のプロを育成します。
社会福祉士・精神保健福祉士国家資格取得のための受験資格、スクールソーシャルワーカーの申請資格が得られ、専門の教員による試験対策など、手厚いバックアップ体制を整備。社会福祉士の合格者数については、九州・沖縄の大学で1位※を誇ります。
※ (参考資料)第34回社会福祉士国家試験学校別合格率
多様な希望や特性、将来像に合わせて科目群を選択コースモデルを設置
地域の生活課題を通して、地域づくりや社会福祉の現状と課題について学びます。実際に地域の方と協力して行うフィールドワークではコミュニケーション力も身につきます。
近年、社会福祉全般の基本理念となりつつある「ウェルビーイング」が持つ広範な意味を理解するために、各専門分野の教員によるオムニバス形式の授業を行います。人と社会を分析する力を養い、適切な制度的支援を学修します。
本学部と提携する海外の大学生たちとの現地交流、研修、および訪問国での施設見学などのフィールドワークを行います。学科の特性に応じてテーマを学生主体で設定し、報告を通して到達目標の達成をめざします。
加齢による老化を理解し、福祉サービス利用者のおかれている状況を理解することで、利用者のニーズを把握し、支援に必要な問題を解決するとともに基礎的な知識を身につけます。
相談援助の意義を理解し、実習指導にかかわる個別指導及び集団指導を通して、相談援助についての知識と技術を身につけ、現場でいかせる実践的な技術を修得します。
ゼミテーマ | |
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黒木ゼミ | ソーシャルワーカーに学ぶソーシャルワーク固有の視点 |
高林ゼミ | フィールドワーク(聴き取り調査)による生活問題の把握 |
西﨑ゼミ | 開発途上国を中心にジェンダー、人権を考える |
仁科ゼミ | フィールドワークにより中山間地域、高齢社会の実態を把握 |
松本ゼミ | 少子高齢化の影響と社会保障 |
横山ゼミ | ケアの本質論とケアを巡る社会問題 |
小山ゼミ | 現代社会における精神保健福祉領域の諸問題 |
森口ゼミ | 子ども・ジェンダー・地域など社会的排除と人権 |
孫ゼミ | 介護現場における対人援助職の働きがいと組織マネジメント |
山口(倫)ゼミ | スクールソーシャルワークとメンタルヘルスに関するテーマ |
※ 上記は2023年度第一部社会福祉学科で開講されているゼミで、2024年度からSDGsや環境問題など社会共生のテーマを扱うゼミが加わります。
※ 年度により変更になる場合があります。
社会的弱者となった人々の人権について学んでいます。ゼミではテーマに沿って、それぞれが調べてきた内容を発表。多国籍児童についての調査ではアイデンティティの形成や多重国籍についての問題を読み解き、その解決法を自分なりに考えます。もともと児童福祉の分野に興味がある私にとって、ゼミでの学びは児童の権利擁護に対する理解を深めることができ、意欲的な学びにつながっています。
開発途上国に住む人々や、性的マイノリティの方々の人権に関してはもちろん、住み慣れた地域で生活しつづける人々にも人権の問題はあります。現在、日本のあらゆる地域で高齢化が進み、自治体としての存在が危ぶまれているなかで、学生たちには、自分の周囲で起きていることに気づく力を養ってほしいです。「当たり前」や「普通」を疑ってみると、社会のなかで声を出せない、もしくはかき消されている人々を見つけられるかもしれません。
児童相談員として子どもたちのために昼夜を問わず働く父の姿を見て、私も福祉について学びたいと思い進学しました。「ソーシャルワーク演習」では相談援助の知識や技術を学べ、具体的な援助の場面を想定したロールプレイができるなど、実習先でも社会でも役立つ経験ができます。社会福祉士の資格を取得し、問題を抱え社会的に困っている人のために働くことが将来の目標です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | 精神科 ソーシャル ワーク論IV |
精神科 ソーシャル ワーク論I |
社会保障論I | ||
2 | ソーシャル ワーク 方法論III |
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3 | 文化人類学I | ソーシャル ワーク 実習指導II |
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4 | 高齢者 福祉論II |
地域社会学I | 福祉行財政論 | ソーシャル ワーク 演習IV |
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5 | 精神科 ソーシャル ワーク論II |
子どもの成長に携わる仕事に就きたいと強く思い、社会福祉について学んできました。仁科ゼミでは「高齢化社会におけるコミュニティと暮らし」というテーマで研究を行い、県内や沖縄での地域住民の方々への聴き取り調査を通じて、子どもの成長に関わる社会全体のしくみについて考えることができました。また、相手の気持ちを尊重することや、施設の利用者だけでなくその家族の方々とのコミュニケーションへの大切さも実感。就職後は児童指導員として患者さまの気持ちに寄り添った支援をしていきたいです。