学科DATA 学生数:362名
(男子:49%/女子:51%)
教員数:11名

社会福祉学科の学び

一人ひとりの幸せな人生(=ウェルビーイング)の実現をめざす「社会福祉学」を中心に学びます。
支援する側・される側に分かれていた福祉のあり方を見直し、対等な立場に立って信頼関係を築くための専門知識や技法を身につけます。

第一部社会福祉学科

高い専門性と、豊かな人間性を備えた
福祉の担い手を育てます。

学びのキーワード

ウェルビーイングの実現をめざす

ウェルビーイングの
実現をめざす

多様な価値観を持つ人々が自らの幸福(=ウェルビーイング)を追求できる共生社会をめざすため、社会福祉学を段階的に学び、「社会的な条件をどう整備していくべきか」を科学的に考えます。社会福祉の観点から個人を尊重し、ソーシャルワーカーをはじめ現代に求められる福祉のプロを育成します。

めざす資格取得に応じた養成課程

めざす資格取得に
応じた養成課程

社会福祉士・精神保健福祉士国家資格取得のための受験資格、スクールソーシャルワーカーの申請資格が得られ、試験対策など専門の教員による手厚いバックアップ体制が整っています。講義・実習による学びと経験の積み上げにより、福祉を専門的に研究する学科ならではの考え方と知識が養われます。

実践科学に基づいた学修メソッド

実践科学に基づいた
学修メソッド

2006年度から、フィールドワーク学習を重視する「社会福祉入門」を導入しています。このほか、国内外の現場に赴き、地域で暮らす人たちの生活に触れ、生活課題や地域問題を発見・把握する機会を多く設け、社会福祉の現場で応用できる課題解決型思考の修得をめざしていきます。

第一部 社会福祉学科の学び

社会福祉学を段階的に学び、高い専門性を持った人材を育成。

社会福祉学科のカリキュラムは、初年次教育および教養科目を基礎として、専門科目(講義)、演習・実習科目(フィールドワーク)、卒業演習・卒業論文へと、年次に応じて段階的に発展していくように構成しています。

フィールドワークを初年次より導入

初年次に学生全員が参加する「社会福祉入門」のフィールドワークでは、熊本県の美里町に1泊し、高齢者の方々のお宅を訪ねて地域の生活課題や社会福祉の現状を聞き取ります。そのうえで解決策を主体的に探っていく現場主体の感覚を大切にしています。こうした体系的な学びをもとに、社会福祉士、精神保健福祉士、教員免許などの資格取得に向けた支援を行なっています。

学生のキャリアビジョンを支援

社会福祉専⾨職の養成校としては九州初の試みとなる「クマガク ソーシャルワーカー・デー」を2017年より開催。福祉職の「先輩」である卒業⽣を招いて、ソーシャルワークの魅⼒や役割、仕事の現状を語る場を設けるなど、福祉職についての具体的な理解や、将来のビジョンを明確にする機会となっています。卒業生の約6割は病院、社会福祉協議会、市役所、児童・高齢・しょうがい者施設などでソーシャルワーカーの仕事に就いています。約4割の卒業生は民間企業に就職しますが、高齢化社会が進むなかで、社会福祉学科で学んだことを基礎に多様な分野で活躍しています。

社会福祉士・精神保健福祉士で多数の合格者

社会福祉士の国家資格合格者数(既卒含む)は九州・沖縄の大学で1位、精神保健福祉士は2位の実績※。社会福祉学部ラウンジ(新1号館 みらい2F)では、学生同士のグループ学習や教員への相談時間を設けるなど資格取得をバックアップしています。

※朝日新聞出版『大学ランキング2021年版』より

資格取得等

社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格取得が可能。スクールソーシャルワーカー養成課程も。

取得できる免許・資格

  • 社会福祉士(国家試験受験資格)
  • 精神保健福祉士(国家試験受験資格)
  • スクールソーシャルワーカー
    (認定課程修了証明申請資格)
  • 高等学校教諭一種免許状(福祉)
  • 社会福祉主事(任用資格)
  • 司書
  • 司書教諭 ほか

※2021年度入学生より介護福祉士養成課程は募集停止となります。

就職実績 (過去3カ年の実績より抜粋)

  • 熊本市(社会福祉職)
  • 阿蘇市(社会福祉職)
  • 荒尾市(社会福祉職)
  • 菊陽町(事務職)
  • 阿久根市(社会福祉職)
  • 沖縄県(社会福祉職)
  • 防衛省(陸上自衛隊)
  • 熊本県警察
  • 福岡県警察
  • 地域医療機能推進機構
  • 山都町社会福祉協議会
  • 熊本赤十字病院
  • 済生会熊本病院
  • 熊本機能病院
  • 桜十字病院
  • フォレスト熊本(介護老人保健施設)
  • 赤とんぼ(介護老人保健施設)
  • こぼり苑(特別養護老人ホーム)
  • 白川の里(特別養護老人ホーム)
  • リデルライトホーム (高齢者施設)
  • 居屋敷の里(障がい者支援施設)
  • 慈愛園 子供ホーム(児童養護施設)
  • 小百合愛児園 小百合ホーム(児童養護施設)
  • (株)学研ココファン
  • (株)宮崎太陽銀行
  • 日本郵便(株)(日本郵政グループ)
  • 富田薬品(株)
  • (株)Lib Work
  • 生活協同組合くまもと
  • 熊本市農業協同組合

学びの流れ

一年次 幅広い教養と社会福祉の基礎を学び、フィールドワーク等を通して関心・意欲を高め、「知識・理解力」を伸ばす。

  • 社会福祉入門

    社会福祉入門

    熊本県美里町の高齢者世帯を訪問するフィールドワークなどの体験学習を通して、地域の生活課題や社会福祉の現状などを学び、社会福祉学の基礎的な視点を身につけます。

  • 精神保健福祉論

    精神保健福祉論

    精神障害者に対する社会的処遇の歴史を学び、人権の問題や偏見・差別が生まれた要因、生活課題などについて理解を深めます。相談援助活動と法(精神保健福祉法)の関わりや支援に関する諸制度についても学びます。

2年次 ソーシャルワーク実践の
基礎的な知識・技能を修得し、
「技能・分析力」を深め、
「課題解決力」を養う。

  • ウェルビーイング学

    ウェルビーイング学

    近年、社会福祉全般の基本理念となりつつある「ウェルビーイング」が持つ広範な意味を理解するために、各専門分野の教員によるオムニバス形式の授業を行います。人と社会を分析する力を養い、適切な制度的支援を学修します。

  • 海外フィールドワーク

    海外フィールドワーク

    本学部と提携する海外の大学生たちとの現地交流、研修、および訪問国での施設見学などのフィールドワークを行います。学科の特性に応じてテーマを学生主体で設定し、報告を通して到達目標の達成をめざします。

3・4年次ゼミ・フィールドワーク・実習を通して、社会福祉専門職としての「課題解決力」を一層深める。
他者との交わりのなかで「関係形成力」を高め、「創造的思考力」を身につける。

  • 社会保障論

    社会保障論

    社会保障の概念と対象、理念と役割、費用と財源などを学び、その全体像を把握します。そのうえで、個別制度としての医療保険および介護保険について、制度の現状や課題、政策動向などを学修します。

  • 卒業演習Ⅱ/高林ゼミ

    卒業演習Ⅱ/高林ゼミ

    地域福祉の課題を具体的に取り上げ、地域住民へのインタビュー調査をもとに分析・考察します。労働・生活・地域問題とその対策を総合的に認識する視点と姿勢を養い、地域福祉への理解を深めていきます。

吉川ゼミ

ゼミ現役生×教員 〜第一部社会福祉学科の学びとは?〜

相手を思う気持ちを学ぶと
「認めてくれる環境」が生まれた

第一部社会福祉学科4年遊佐 美帆熊本県/真和高等学校出身

精神疾患のある方に対する支援や施設のあり方に関する話題を中心に、精神医療の歴史や推移について学んでいます。しょうがいのある方と交流会を行った際は、私たちと同じように人間関係や進路の悩みなどを抱えられていて、隔たりは先入観がもたらすものだということに気づく大事な機会になりました。また、個性や多様性を認めてもらえると感じ、私自身も「自分らしさ」を出せるようになりました。

人間の普遍的価値に気づき
それに寄り添い高めるソーシャルワーカーに

第一部社会福祉学科柳 政勝 准教授

ゼミの理念や活動方針は「精神保健福祉から学ぶ」です。心に病をお持ちの方との交流では、自己紹介や学生が考案したレクリエーションを通じて緊張をほぐしたあと、心の病に対する支援の現状と課題などについて話し合います。学生は直接お話すると、それまで抱いていたネガティブなイメージが払拭されます。心に病をお持ちの方に合った「生き方」を一緒に考えるソーシャルワーカーをめざしてほしいです。

カリキュラム

(2020年度入学生適用)

※ このほか、放送大学との単位互換科目や、教職課程に関する科目などがあります。

ゼミテーマ
高林ゼミ フィールドワーク(聴き取り調査)による生活問題の把握
中村ゼミ ソーシャルワーク事例分析
仁科ゼミ 地域を基盤とした調査と社会開発
東 ゼミ 障害に関する法制度と権利
松本ゼミ 少子高齢化の影響と社会保障
横山ゼミ ケアの本質論とケアを巡る社会問題
黒木ゼミ ソーシャルワークの観点から見るケアとコミュニティ
森口ゼミ 憲法判例・学説から考える現代社会
柳 ゼミ 精神保健福祉の課題と社会

※ 年度により変更になる場合があります。

現役生Voice

一人ひとり違う「幸福の価値観」を大切に社会福祉士として寄り添いたい

一人ひとり違う「幸福の価値観」を大切に
社会福祉士として寄り添いたい

中山 智博第一部社会福祉学科2年
福岡県/福島高等学校出身

将来の夢は、困っている人がいれば一緒に考えて課題を解決し、その人に寄り添う社会福祉士になることです。「社会福祉原論」では社会福祉の根本を学びますが、しょうがいのある自分の経験と重なることも多く、より良い社会を実現するために何が必要かを具体的に考えられるようになりました。一人ひとり異なる「幸福の価値観」を大切にしていきたいです。

中山さんの1年次 秋学期授業時間割
1 部落解放論Ⅱ 社会学概論Ⅱ 地理学概論Ⅱ
2 精神医学Ⅰ ドイツ語ⅠB
3 発達と老化の
理解Ⅱ
社会福祉入門 社会福祉
原論Ⅱ
4 心理学Ⅱ 地域経済論
入門
精神保健
福祉論Ⅰ
5 キャリア
デザイン論Ⅰ
ドイツ語ⅡB

卒業生Message

「人の役に立ちたい」漠然とした思いが具体的になった

「人の役に立ちたい」
漠然とした思いが具体的になった

就職先:熊本市(社会福祉職)

村崎 耕亮 第一部社会福祉学科(2020年3月卒業)熊本県/第一高等学校出身

高校の頃から「人の役に立ちたい」という思いがあり、社会福祉を学べる本学に進学。座学で知識を得るだけでなく、本学科では地域で生活の困りごとを調査するフィールドワークや、施設等での実習も充実していました。その学びをいかし、熊本地震後は被災地ボランティアの活動を4年間続けました。次第に、漠然と「役に立ちたい」と思っていた対象が、「困っている人」「熊本で暮らす人」へと具体的になっていき、行政だからこそできる包括的な課題の解決に携わりたいと、目標が定まりました。就職後は、相談援助技術を高め、多くの人から信頼される人になりたいです。