学科DATA
学生数:75名
(男子:56%/女子:44%)
教員数:4名
平日・土曜日の18時以降に授業を行う社会福祉学部第二部では、高校を卒業したばかりの若者から、
専門知識の修得や資格の取得をめざす介護・福祉施設や病院の職員、ケアマネージャーなど多様な社会人が学んでいます。
福祉からマネジメントまで総合的に学べ、実践的な教育内容です。
夜間の時間帯を利用して社会福祉を学ぶことができる、全国でも数少ない特色ある学科です。大学で福祉を学んだ証である「社会福祉学」学士を取得でき、社会福祉業務に携わる専門職の証「社会福祉士」の受験資格、スクールソーシャルワーカーなどの資格取得が可能。キャリアアップが図れます。
アルバイト、フルタイムを問わず、多くの学生が昼間働きながら通学しています。学んだことを社会で確かめ、社会で疑問に思ったことを大学で調べること、自分に引きつけて学ぶことで、学ぶ目的が一層はっきりしてきます。社会との接点を保ちながら、学ぶことの楽しさを味わってください。
第二部には、高校を卒業してすぐ入学する学生、新たに福祉分野の資格取得をめざす転職希望者、医療・福祉分野の経験者など多様な人が集まります。さまざまな年代・経験をもつ新たな仲間に出会い、共感し、刺激し合いながら切磋琢磨して学ぶ、生きた学習の場が特長です。
社会福祉学と聞くと、施設や病院で働く専門職をイメージする方も多いかもしれませんが、福祉とは身近な生活の問題を考える基礎・教養に深く関わるものです。本学科では、商学の流れをくむマネジメント系の学びも可能。卒業生の進路は、福祉系をはじめ一般企業など多岐にわたっています。
社会福祉学の基礎となる「社会福祉原論」や、大学教育の基礎を学ぶ「入門演習」を必修とし、「社会福祉」「福祉教養と技術」「法と政策」「社会と文化」「マネジメント」の5つの科目群を網羅してバランスよく学修できます。
伝統とネットワークによる豊富な求人先と、少人数の学科体制ならではのきめ細かな就職サポート体制を整えています。第二部の学生が活用できるよう就職課窓口は21時15分(週3日)まで相談を受け付けています。
年間36万円。第二部学生だけの有職者奨学金制度(年額24万円)もあります。 ※選考あり
18時〜21時10分/1日2コマ 月〜土曜日の週6日授業
車で通学可。学内駐車場の利用を許可しています。
福祉・介護などの実務経験者には、社会福祉士の資格取得に必要な実習の免除制度があります。
(要相談:受験時に書類を提出していただく必要があります)
学びの基点として、5名の教員がそれぞれの専門の立場から社会福祉につながる観点で講義し、社会福祉へのいざないと今日的課題の解決をめざします。その人らしい生活を確保し高める営み、一人ひとりの尊厳の尊重、生活の質などを社会全体で構築し、仕組みとして確保する視点などを学びます。
生態学・システム論を踏まえて人と環境の交互作用を理論的におさえ、相談援助対象者の実践モデルを理解していきます。テキスト・資料を自分なりにまとめるため、理解が深まります。
多様化する生活問題の地域性を把握し、実態・課題に応じた地域福祉の方法、地域生活を包括的に援助する実践主体と方法について説明できるようになります。
高齢社会が進展する中で、人々の生活、地域社会、社会システムがどう変化していくのかを多角的に学びます。高齢者福祉の基本的事項を理解し、これを基礎として総合的学習力、創造的思考力を身につけます。
スクールソーシャルワークに係わる実践的な知識・技術を習得します。また、実習計画書の作成を通じて、実習先の子ども・家族や関係者、実習先の組織・運営、地域社会との関わり方も学びます。
※ スクールソーシャルワーカー養成課程は社会福祉学部第一部・第二部全学科で開設しています。
上司・同僚・部下のいかなる立場でも組織の一員として役割を果たせるよう、経営管理の思想と理論、その歴史を学びながら、さまざまな現実問題を解決するための方法論について学びます。
虐待やいじめ、貧困といった弱い立場の人が犠牲になる事件に心を痛め、自分に何かできないかと考え進学しました。しょうがいと一言で言っても、その種類はさまざま。まずは、障害者福祉制度を知ることから始まります。初めて知ることが多く、これまでの考えをあらためることも少なくありません。得たものは、職場でいかしています。仕事と勉強の両立は大変ですが、一つひとつ課題を乗り越えていきます。
しょうがい者が自立した生活を送るには、社会的な支援が確保されるだけでなく、しょうがい者の人権が一般の人と同様に保障されることが不可欠です。「障害児・者福祉論」では、しょうがい者への福祉サービス制度を理解し、そこから見えてくる人権課題について知ってもらうことを大切にしています。第二部に通う学生は、世代や職業も異なるので、多様な価値観のなかで学んでいます。経済的理由で進学を迷う方にも学べる環境を用意していますよ。
ゼミテーマ | |
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城戸ゼミ | 会社法と社会福祉の接点についての考察 |
花田ゼミ | 貧困や社会的排除および水俣病などの課題への社会福祉学からのアプローチ |
東 ゼミ | 文献や映像資料を通した障害者に対する社会的抑圧の考察 |
※ 年度により変更になる場合があります。
介護福祉士をめざし高校で勉強してきましたが、もっと広い視野で福祉全体のことを学びたいと考えるようになり、働きながら通える本学科へ。「地域福祉論II」では、地域独自の福祉への取り組みを事例とともに学ぶことができます。将来は地域住民と関わり、地域全体で問題を解決していく社会福祉士として、地域に密着した支援をしていきたいです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
前時限 | 憲法Ⅱ (人権論) |
日本史 概論II |
障害児・者 福祉論 |
ソーシャル ワーク 実習指導Ⅰ |
高齢者 福祉論I |
福祉環境と 人間 |
後時限 | 発達 心理学II |
ソーシャル ワーク 演習III |
ソーシャル ワーク論II |
地域 福祉論II |
ソーシャル ワーク 方法論II |
自然科学と 人間IIIB |
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小学生の頃に特別支援学級の友だちと親しく過ごしたことから、しょうがいのある子どもたちに携わる仕事に就きたいと思うように。高校生の頃は看護の分野でその道に進むことを考えていたのですが、社会福祉士の存在を知り、本学科へ。母子家庭で育った私にとって働きながら学べる点も魅力的でした。少人数での学習で、先生との距離も近く、現役生から社会人の方まで幅広い年代の方とコミュニケーションをとるスキルが自ずと身につき、実りの多い時間を過ごせました。卒業後も、大学で培った人脈を大切にしていきたいです。