学科DATA
学生数:77名
(男子:57%/女子:43%)
教員数:4名
平日・土曜日の18時以降に授業を行う社会福祉学部第二部では、高校を卒業したばかりの若者から、専門知識の修得や資格の取得をめざす介護・福祉施設や病院の職員、ケアマネージャーなど多様な社会人が学んでいます。
福祉からマネジメントまで総合的に学べ、実践的な教育内容です。
夜間の時間帯を利用して社会福祉を学ぶことができる全国でも数少ない特色ある学科です。大学で福祉を学んだ証である「社会福祉学」学士を取得でき、社会福祉業務に携わる専門職の証「社会福祉士」の受験資格、スクールソーシャルワーカーなどの資格取得が可能。キャリアアップが図れます。
アルバイト、フルタイムを問わず、多くの学生が昼間働きながら通学しています。学んだことを社会で確かめ、社会で疑問に思ったことを大学で調べること、自分に引きつけて学ぶことで、学ぶ目的が一層はっきりしてきます。社会との接点を保ちながら、学ぶことの楽しさを味わってください。
第二部には、高校を卒業してすぐ入学する学生、新たに福祉分野の資格取得をめざす転職希望者、医療・福祉分野の経験者など多様な人が集まります。さまざまな年代・経験をもつ新たな仲間に出会い、共感し、刺激し合いながら切磋琢磨して学ぶ、生きた学習の場が特長です。
社会福祉学と聞くと、施設や病院で働く専門職をイメージする方も多いかもしれませんが、福祉とは身近な生活の問題を考える基礎・教養に深く関わるものです。本学科では、商学の流れをくむマネジメント系の学びも可能。卒業生の進路は、福祉系をはじめ一般企業など多岐にわたっています。
社会福祉学の基礎となる「社会福祉原論」や、大学教育の基礎を学ぶ「入門演習」を必修とし、「社会福祉」「福祉教養と技術」「法と政策」「社会と文化」「マネジメント」の5つの科目群を網羅してバランスよく学修できます。
伝統とネットワークによる豊富な求人先と、少人数の学科体制ならではのきめ細かな就職サポート体制を整えています。第二部の学生が活用できるよう就職課窓口は21時15分(週3日)まで相談を受けつけています。
年間36万円。第二部学生だけの有職者奨学金制度(年額24万円)もあります。 ※選考あり
18時〜21時10分/1日2コマ 月〜土曜日の週6日授業
車で通学可。学内駐車場の利用を許可しています。
福祉・介護などの実務経験者には、社会福祉士の資格取得に 必要な実習の免除制度があります。
(要相談:受験時に書類を提出していただく必要があります)
※編入学・転入学希望者のうち、資格取得をお考えの方は、受験前に必ずご相談ください。
社会福祉の基礎となる内容を理解し、生活のなかにある課題を捉える視点を持つことで、地域のさまざまな課題を見つめ、援助者としてどのような支援や課題解決の方法があるかを考えます。
しょうがいによる生活課題を踏まえ、社会福祉士及び精神保健福祉士としての適切な支援のあり方を理解します。しょうがい者に対する法制度と支援のしくみについても理解を深めます。
生態学・システム論を踏まえて人と環境の交互作用を理論的におさえ、相談援助対象者の実践モデルを理解していきます。テキスト・資料を自分なりにまとめるため、理解が深まります。
多様化する生活問題の地域性を把握し、実態・課題に応じた地域福祉の方法、地域生活を包括的に援助する実践主体と方法について説明できるようになります。
スクールソーシャルワークに係わる実践的な知識・技術を習得します。また、実習計画書の作成を通じて、実習先の子ども・家族や関係者、実習先の組織・運営、地域社会との関わり方も学びます。
※ スクールソーシャルワーカー養成課程は社会福祉学部第一部・第二部全学科で開設しています。
上司・同僚・部下のいかなる立場でも組織の一員として役割を果たせるよう、経営管理の思想と理論、その歴史を学びながら、さまざまな現実問題を解決するための方法論について学びます。
ゼミテーマ | |
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高倉ゼミ | 医療・福祉の法律関係 |
森口ゼミ | 憲法や人権論の観点から、ジェンダー、ヘイトスピーチなどの時事的な問題を分析する |
矢野ゼミ | 現代日本における差別と平等 |
※ 年度により変更になる場合があります。
「入門演習」では、映像を視聴し、登場人物の立場だったらどうするかを考えてプレゼンします。自分なりの意見をまとめて、人前で話す力はもちろん、社会福祉士をめざすうえで必要な「相手の立場で考える力」が身についたと感じています。また、社会人学生の方も一緒にワークショップを行うので、さまざまな立場の方の考えに触れて視点の違い知ることができ、とても貴重な経験になっています。
講義を受講するだけでなく、普段の暮らしのなかにある“あたりまえ”の事柄すべてが「大学での学び」の対象です。それらを学ぶためには、ニュースを読み解く力など、ある程度のスキルが必要です。「入門演習」ではディスカッションやワークショップなどを通して「自ら学び、自ら考え、自ら動く」ためのきっかけとそのスキルを学びます。今後の学修や普段の暮らしのなかにも役立つ学びを得られるはずです。
自身の経験から、生きづらさを抱える人を支援したいと思い本学科へ。「ソーシャールワーク演習」では、他の講義で学んだ理論や知識を鑑みながら事例を検討するため、理論と実践が結びつき、ソーシャルワークに対する理解が深まります。さらに、他の学生の意見を聞く機会もあり、新たな気づきを得られる点にもおもしろさを感じています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
前時限 | ソーシャル ワーク 演習 |
公的扶助論 | 福祉と 会計 |
社会福祉 調査 |
子ども家庭 福祉論I |
哲学概論I |
後時限 | 流通論 | ソーシャル ワーク 演習 |
地域 福祉論I |
ソーシャル ワーク 方法論I |
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中学生のときに介護施設で職場体験をしたことがきっかけで、介護分野を学ぶことのできる高校へ。高校での学びに加え、社会福祉全般をもっと深く学びたいと思い、介護士として働きながら学修ができる本学科に入学しました。「地域福祉論」では岩手県の地域医療の取り組みが紹介され、医療だけでなく福祉の視点も必要になることを学び、社会福祉士をめざすように。就職先である地元愛媛県の病院では、地域医療を支える病院として、治療だけでなく、予防や健康増進を目的とした社会モデルを活用したアプローチができるようになりたいです。