学科DATA
学生数:76名
(男子:53%/女子:47%)
教員数:4名
平日・土曜日の18時以降に授業を行う社会福祉学部第二部では、高校を卒業したばかりの若者から、専門知識の修得や資格の取得をめざす介護・福祉施設や病院の職員、ケアマネージャーなど多様な社会人が学んでいます。
福祉からマネジメントまで総合的に学べ、実践的な教育内容です。
夜間の時間帯を利用して社会福祉を学ぶことができる全国でも数少ない特色ある学科です。大学で福祉を学んだ証である「社会福祉学」学士を取得でき、社会福祉業務に携わる専門職の証「社会福祉士」の受験資格、スクールソーシャルワーカーなどの資格取得が可能。キャリアアップが図れます。
アルバイト、フルタイムを問わず、多くの学生が昼間働きながら通学しています。学んだことを社会で確かめ、社会で疑問に思ったことを大学で調べること、自分に引きつけて学ぶことで、学ぶ目的が一層はっきりしてきます。社会との接点を保ちながら、学ぶことの楽しさを味わってください。
第二部には、高校を卒業してすぐ入学する学生、新たに福祉分野の資格取得をめざす転職希望者、医療・福祉分野の経験者など多様な人が集まります。さまざまな年代・経験をもつ新たな仲間に出会い、共感し、刺激し合いながら切磋琢磨して学ぶ、生きた学習の場が特長です。
社会福祉学と聞くと、施設や病院で働く専門職をイメージする方も多いかもしれませんが、福祉とは身近な生活の問題を考える基礎・教養に深く関わるものです。本学科では、商学の流れをくむマネジメント系の学びも可能。卒業生の進路は、福祉系をはじめ一般企業など多岐にわたっています。
社会福祉学の基礎となる「社会福祉原論」や、大学教育の基礎を学ぶ「入門演習」を必修とし、「社会福祉」「福祉教養と技術」「法と政策」「社会と文化」「マネジメント」の5つの科目群を網羅してバランスよく学修できます。
伝統とネットワークによる豊富な求人先と、少人数の学科体制ならではのきめ細かな就職サポート体制を整えています。第二部の学生が活用できるよう就職課窓口は21時15分(週3日)まで相談を受けつけています。
年間36万円。第二部学生だけの有職者奨学金制度(年額24万円)もあります。 ※選考あり
18時〜21時10分/1日2コマ 月〜土曜日の週6日授業
車で通学可。学内駐車場の利用を許可しています。
福祉・介護などの実務経験者には、社会福祉士の資格取得に 必要な実習の免除制度があります。
(要相談:受験時に書類を提出していただく必要があります)
※編入学・転入学希望者のうち、資格取得をお考えの方は、受験前に必ずご相談ください。
社会福祉の基礎となる内容を理解し、生活のなかにある課題を捉える視点を持つことで、地域のさまざまな課題を見つめ、援助者としてどのような支援や課題解決の方法があるかを考えます。
しょうがいによる生活課題を踏まえ、社会福祉士及び精神保健福祉士としての適切な支援のあり方を理解します。しょうがい者に対する法制度と支援のしくみについても理解を深めます。
生態学・システム論を踏まえて人と環境の交互作用を理論的におさえ、相談援助対象者の実践モデルを理解していきます。テキスト・資料を自分なりにまとめるため、理解が深まります。
多様化する生活問題の地域性を把握し、実態・課題に応じた地域福祉の方法、地域生活を包括的に援助する実践主体と方法について説明できるようになります。
スクールソーシャルワークに係わる実践的な知識・技術を習得します。また、実習計画書の作成を通じて、実習先の子ども・家族や関係者、実習先の組織・運営、地域社会との関わり方も学びます。
※ スクールソーシャルワーカー養成課程は社会福祉学部第一部・第二部全学科で開設しています。
上司・同僚・部下のいかなる立場でも組織の一員として役割を果たせるよう、経営管理の思想と理論、その歴史を学びながら、さまざまな現実問題を解決するための方法論について学びます。
ゼミテーマ | |
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城戸ゼミ | 会社法と社会福祉の接点についての考察 |
花田ゼミ | 貧困や生きづらさを抱える人々の支援や水俣病やハンセン病などの課題への社会福祉学的検討 |
矢野ゼミ | 社会福祉における差別と平等 |
※ 年度により変更になる場合があります。
ソーシャルワークの理論を踏まえ、ケースマネジメントや援助過程の知識と技術を学んでいます。黒木先生は、授業の理解度を把握するために毎回アンケートを取り、次の授業でフィードバックをしてくださるため、一つひとつ理解できています。事業所でしょうがいを抱える子どもたちの支援を仕事としている私にとって実際の仕事に役立つ深い学びになっています。
援助対象とさまざまな実践モデルを理解し、ソーシャルワークの援助過程とそれにかかわる知識と技術を学びます。対象者をとらえ、どのようにアプローチするのかなど、実践にいかせる根拠となる理論をインプットすることができます。幅広い年齢層や多様な職種をもつ学生たちとともに学ぶことは、学びを深めるとともに、新たな価値観との出会いもあるでしょう。
福祉とは何かといった概念や社会福祉の変遷を学ぶことで、福祉に対するイメージがいい意味で変わりました。「ソーシャルワーク演習」では、実際に現場で活躍する講師の方からリアルな現状を聞くことができ、事例を通して実践的な学びができています。当事者一人ひとりの言葉に耳を傾け、その「解釈」を理解する“ナラティブ・アプローチ”の重要性を学べたことは、私にとって新しい発見でした。将来は地元大分で社会福祉に携わっていきたいです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
前時限 | 日本史 概論II |
高齢者 福祉論I |
障害児・者 福祉論 |
ソーシャル ワーク 実習指導Ⅰ |
ソーシャル ワーク 演習III |
福祉環境と 人間 |
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後時限 | 社会調査 | ソーシャル ワーク論 II |
生活 行動論 |
地域 福祉論II |
ソーシャル ワーク 方法論II |
実家から近く、姉が卒業生ということもあり、私にとってクマガクは身近な存在で、夜間の学科が開講されているということもクマガクを選んだ理由です。第二部は夜間のまとまった時間で授業を受けることができ、昼間の時間を有効に使えて効率的です。授業も少人数で先生との距離が近く、主体的に授業に取り組めました。医療系や介護系などの仕事をしている学生もいて、幅広い年代・職種の方の価値観に触れることができました。公務員試験の勉強では、図書館を積極的に利用し、就職課で何度も面接対策をしてもらい、自信がつきました。社会福祉学を学んだことで、しょうがいを持つ方や生活保護を受けている方など、老若男女問わずいろいろな立場の視点を理解することができました。今後は多方面から町民を支援できる公務員をめざします。