学科DATA
学生数:371名
(男子:72%/女子:28%)
教員数:11名
積極的に心身の健康維持・増進を図ろうとする生活行動「ウェルネス」に、社会福祉の考え方を取り入れ、 その実現をめざしていく学問です。健康福祉の視点・身体活動・スポーツの実践を通して、地域社会に寄り添い文化的な健康づくりや生きがいづくりを考えていきます。
社会福祉学を基礎として「スポーツ」と「健康」を学び、福祉や健康に関わる知識や技術を身につけます。また、それらを基礎とする身体活動の実践を通して、地域社会のウェルビーイング(より暮らしやすい地域社会の実現)に貢献できる人材の育成をめざします。
2018年より、安全で効果的な運動指導を行うための資格「健康運動実践指導者」の認定試験受験資格の取得が3年次から可能になりました。また、卒業時に受験資格を取得できる「健康運動指導士」のほか、保健体育の教員免許など、段階的に資格を取得できる環境です。
1クラス約10名の少人数演習科目が充実し、専門の知識を持った教員から丁寧な指導を受けることができます。また、大学での学びの集大成として研究成果の発表会があり、体育教育や健康科学について理解を深めるとともに、指導者としての視野を広げる良い機会になっています。
公務員、保健体育科教員、健康運動指導士など、幅広い職種の卒業生から仕事の内容ややりがいについて話を聞く機会があります。新たな目標の設定やモチベーションの向上につながっています。
2年次以降のより専門的な科目への基礎学習として、専門領域が異なる複数の本学科教員がオムニバス形式の講義を行い、ライフ・ウェルネスについての考えを深めます。
しょうがい者スポーツ競技への理解と支援力の向上を図り、「初級障がい者スポーツ指導員」の取得をめざします。しょうがい者スポーツ大会へのボランティア参加や学外施設での実践もあります。
健康づくりのための体力や運動能力、身体組成についての基本的な考え方とその測定・評価方法について学修します。また、新体力テストを実施し、得られた測定値を用いて統計処理の基礎を学びます。
幼児期から児童期の子どもを対象として、心身の発育・発達に応じた運動遊びやスポーツの意義について理解します。また、運動遊びを中心に、その指導や援助の仕方について学修します。
一貫したゼミ教育を通し、世代間の問題や環境、医療やスポーツ、さらに社会で起こる事件日常生活で気になるテーマを倫理的・哲学的に考察します。終了時にはレポートに仕上げることが課題です。
ゼミテーマ | |
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立木ゼミ | 社会におけるスポーツの諸相、文化としてのスポーツ |
向井ゼミ | 地域活性化と地域スポーツ政策 |
中野ゼミ | 人間社会の歴史とスポーツの成り立ち、その発展 |
石橋ゼミ | 競技選手におけるトータルコンディショニングの在り方 |
藤塚ゼミ | 児童・生徒および学生の健康・体育的問題を解決するための教育的方策 |
府内ゼミ | 安全で効果的なトレーニング法の検討 |
高橋ゼミ | 競技力向上に貢献可能な効果的なアスリートサポート |
松田ゼミ | 運動スポーツ心理学の意義と役割 |
※ 年度により変更になる場合があります。
スポーツクラブの指導者になりたいと思い、本学科に進学。子どもの運動と教育の関わりについて学べる藤塚ゼミで研究しています。先生からの紹介で携わっているキッズスクールでの指導など、学外でもゼミでの学びがすぐに実践できるのが魅力です。理論と実践を繰り返し学ぶことで指導のあり方を理解し、運動の楽しさや健康づくりの大切さを伝えていきたいです。
健康・体育・教育の関わりについて、その教育内容やあり方などを研究し、学んでいきます。対象は、乳幼児-児童-生徒-学生-成人-高齢者といった人生の各ライフステージ上で、健常者からしょうがい者まで幅広くとらえています。ゼミでの学びをいかし、運動・スポーツを通した健康づくりを「支える立場」として、「健康づくりとは何か」を常に考え、追求する姿勢を身につけてほしいと思っています。
「ウェルネス・プロモーション論」で学ぶ、健康・ウェルネス・生活習慣病・快適自己ペース・ストレス・喫煙の害などへの理解は、中学校保健体育科教員をめざすうえで不可欠です。なかでも、運動へのポジティブな感情を見出す“快適自己ペース”の考え方は、大学のサッカー部や母校で教えているキッズサッカーなどの指導現場でも役立っています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | ウェルネス・ プロモーション論I |
文化人類学I | |||
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2 | 倫理学概論I | 栄養学 | 保健体育科 教育法C |
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3 | 家族と法 | 生徒指導の 理論と方法 |
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4 | 日本史概論I | 発達心理学 | |||
5 | 学校保健 |
保健体育の教員をしていた母の影響もあり本学科へ。心理学への興味から「スポーツ心理学」について学んできました。4年次では、スポーツによって作られる人格や、スポーツとストレス耐性の関係などについて研究。進学後もこれらを深めていく予定です。大学院への入学試験で一番苦労したのが英語の勉強。海外の文献を読み解く力が必要とされるので、覚えるべき専門用語も多くありましたが、ゼミの先生の丁寧な指導で、なんとか合格することができました。今は保健体育科の教員の他にも、スポーツチームのメンタルトレーナーなど、やりたいことがたくさんあるので、計画性をもって知識や経験を培っていきたいです。