学科DATA
学生数:352名
(男子:72%/女子:28%)
教員数:10名
積極的に心身の健康維持・増進を図ろうとする生活行動「ウェルネス」に、社会福祉の考え方を取り入れ、その実現をめざしていく学問です。健康福祉の視点・身体活動・スポーツの実践を通して、地域社会に寄り添い文化的な健康づくりや生きがいづくりを考えていきます。
社会福祉学を基礎として「スポーツ」と「健康」を学び、福祉や健康に関わる知識や技術を身につけます。また、それらを基礎とする身体活動の実践を通して、地域社会のウェルビーイング(より暮らしやすい地域社会の実現)に貢献できる人材の育成をめざします。
2018年より、安全で効果的な運動指導を行うための資格「健康運動実践指導者」の認定試験受験資格の取得が3年次から可能になりました。また、卒業時に受験資格を取得できる「健康運動指導士」のほか、保健体育の教員免許など、段階的に資格を取得できる環境です。
1クラス約10名の少人数演習科目が充実し、専門の知識を持った教員から丁寧な指導を受けることができます。また、大学での学びの集大成として研究成果の発表会があり、体育教育や健康科学について理解を深めるとともに、指導者としての視野を広げるよい機会になっています。
公務員、保健体育科教員、健康運動指導士など、幅広い職種の卒業生から仕事の内容ややりがいについて話を聞く機会があります。新たな目標の設定やモチベーションの向上につながっています。
2年次以降のより専門的な科目への基礎学習として、専門領域が異なる複数の本学科教員がオムニバス形式の講義を行い、ライフ・ウェルネスについての考えを深めます。
しょうがい者スポーツ競技への理解と支援力の向上を図り、「初級障がい者スポーツ指導員」の取得をめざします。しょうがい者スポーツ大会へのボランティア参加や学外施設での実践もあります。
運動指導の必要性を理解し、指導対象者の現状把握や適した運動プログラムを作成できるようになります。また、各種生活習慣病についての考えや運動指導法を学んでいきます。
ゴール型種目・サッカーを教材として取り上げ、競技の知識と技術、戦術について学びます。技術的スキルと戦術を含めた指導方法について理解することで、指導を実践する能力が養われます。
一貫したゼミ教育を通し、世代間の問題や環境、医療やスポーツ、さらに社会で起こる事件日常生活で気になるテーマを倫理的・哲学的に考察します。終了時にはレポートに仕上げることが課題です。
ゼミでは豪雨災害で被災した小学校をボランティアで訪れ、サッカーや鬼ごっこなどの体を動かすレクリエーションを通して交流。子どもたちに笑顔が戻っていくのを実感しました。また、ライフ・ウェルネスを理解するための基礎文献を読み、レジュメにまとめて発表する際は先生からの丁寧なフィードバックがあり、また他者の発表を聞くことで、人それぞれの捉え方や考え方の多様性に気づくことができました。
自分の考え方を整理し、的確に伝えることは大切なこと。ゼミでは、まずライフ・ウェルネスに関する本のリストから1冊を選び、内容をレジュメとしてまとめ、発表します。そのなかで文献読解、レポートの書き方、議論の方法をしっかり身につけ、各自の研究計画書の作成へ。4年次の夏には、全員参加のゼミ合宿を行う予定で、その際には合宿先の地域と関わる活動を行います。これまでも相良村で災害復旧作業に関わったりと、フィールドワークを通した学びを大切にしています。
ゼミテーマ | |
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小泉ゼミ | 現代に生きる人間の幸福や倫理にかかわる諸問題 |
立木ゼミ | スポーツの文化・社会的価値に関する研究 |
中野ゼミ | 人間社会の歴史とスポーツの成り立ち、その発展 |
宮林ゼミ | 身体活動と生体応答 |
向井ゼミ | 地域活性化と地域スポーツ政策 |
石橋ゼミ | 競技選手におけるトータルコンディショニングの在り方 |
藤塚ゼミ | 児童・生徒および学生の健康・体育的問題を解決するための教育的方策 |
府内ゼミ | 安全で効果的なトレーニング法の検討 |
※ 年度により変更になる場合があります。
高校の保健体育の教員をめざし本学科へ進学。「スポーツ心理学」では、スポーツでのパフォーマンス発揮に関わる心理的要因について学びました。バドミントン部の主将をしている私はすぐに実践し、プレーによい影響が出るという結果が出ています。昨年は一部オンライン授業となりましたが、普段会えないようなゲスト講師の話を聞けたりとメリットも大きいです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | ウェルネス・ プロモーション論I |
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2 | 教育方法論 | 栄養学 | 保健体育科 教育法C |
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3 | 健康 体力づくり論 |
経済学I | スポーツ心理学 | 日本史概論I | |
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4 | 学校保健 | 教育課程論 | 生徒指導の 理論と方法 |
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5 | 点字I |
熊本をはじめ各地で自然災害が起きるなか、消防士の方々が救助を行う様子に感銘を受け、消防士になることを決意。体を鍛えたり、スポーツの技術を学んだりするだけでなく、スポーツ栄養学や心理学、しょうがい者や高齢者、子どもなどが参加しやすいスポーツについて学ぶアダプテッド・スポーツ論など、幅広く得られる知識は、これからの現場でいかされるものばかりです。また、課外で公務員講座を受講。試験対策のサポートも充実していて、夢を叶えることができました。高度な救出救助能力が必要とされる特別高度救助隊になりたいので、さらに心身を鍛えて、最前線で活躍したいです。