学科DATA
学生数:323名
(男子:7%/女子:93%)
教員数:11名
保育や幼児教育を短期間で学ぶ短大や専門学校と異なり、福祉や家庭支援・地域支援など幅広く、そして深く学べる点が特長です。
子育てに関する幅広い領域での対応力を身につけることができ、幼稚園・保育所・こども園をはじめ施設や地方公務員、ソーシャルワーカーなど就職先の選択肢も広がります。
社会福祉の観点から、子ども・家庭・地域の子育て支援などについて学び、 幅広い領域での対応力を修得します。初年次から入門科目で付属幼稚園でのふれあい体験や、近隣校区の公園を調べてお散歩マップを作製するなど、子育て環境の現状や地域との関わりを体験から知り、学びを深めていきます。
時代の流れに合わせた新しい学びの場であるために、「乳児保育」をはじめ保育士養成課程の新カリキュラムが2019年度にスタート。2021年度からは幼稚園教員養成課程でも新カリキュラムが取り入れられ、履修科目をより充実させることで、子育てに関する幅広い領域で柔軟な対応力を身につけていきます。
1961年に熊本短期大学保育科が設置されて以来、保育所、幼稚園、こども園、児童福祉施設などに多くの保育者を送り出しており、保育士採用者数は九州屈指。近年は市町村の公務員保育士を受験する学生も増えており、本学科における多様な学びをいかして多くの合格者を輩出しています。
幼稚園教諭養成課程と保育士養成課程のカリキュラムを柱とした「保育者養成履修モデル」、保育士養成課程または幼稚園教諭養成課程と社会福祉士養成のカリキュラムを柱とした「保育・児童ソーシャルワーカー養成履修モデル」があります。社会福祉の視点から子育てを考え、家庭や地域支援においても幅広い対応力をもつ人材を育成します。
大津小学校(菊池郡大津町)内にあるNPOこどもサポート・みんなのおうちが運営する学童保育施設さくらんぼクラブでクリスマス会を開催。学童保育のスタッフや子どもたちとの交流を通じて子育て支援について研究し、当日の運営等の準備を重ね、学びの成果を披露します。
「保育(幼児教育)を学ぶ大学生として、地域のためにできることってなんだろう?」をテーマに、子どもの居場所づくりに取り組んでいます。絵本の読み聞かせや制作、レクリエーションなど、未来の保育者として学んでいることを実践。2019年度にはキャンパスで子ども食堂を開設しました。
現代の子ども・子育て問題について、座学だけでなく、現地視察などのフィールドワークを通して学びを深めます。地域で子ども家庭福祉に携わる実務経験者を招いた講義もあり、実践的な知識を身につけます。
現代日本の保育状況をふまえ、保育と保育学についての基礎的概念および体系的知識を習得します。子どもの育ちと子育てをめぐる課題や支援のあり方を、日本・世界の実例をあげて学びます。
造形のおもしろさを楽しみ、理解することを目的に、私たちの身近にある材料を使って作品を制作します。幅広い表現能力、評価能力の修得をめざします。
現代の子ども・子育て問題について、多角的・総合的に考察していきます。座学だけでなく、子どもウォッチングや聞き取り調査などのフィールドワークを積極的に行い、子育ての現状や課題にせまります。
食生活が子どもの健康・成長、人格形成に大きく関わることへの理解を深め、親子ともに幸せになれる食育について考えます。栄養や調理、食品に関する基礎的な知識と技能の習得をめざします。
保育実習Ⅱ・Ⅲでの実習に向けて準備をするための科目です。クラス運営の技量を身につける実習に備え、クラス担任の仕事の理解と意識・基礎的力量を身につけていきます。
ゼミテーマ | |
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[子ども家庭福祉演習Ⅰ] | |
出川ゼミ | 『児童福祉施設』の理解 |
山西ゼミ | 子どもと子育て家庭の社会問題とサポート |
栗原ゼミ | 現代の子ども・子育て問題 |
[卒業演習Ⅰ] | |
伊藤ゼミ | 教育と福祉の基本問題 |
出川ゼミ | 子どもをめぐる現状と福祉 |
山西ゼミ | 学童期の子どもと学童保育 |
吉津ゼミ | 子ども理解における保育者の専門性 |
栗原ゼミ | 子どもの運動遊び・スポーツ |
上原ゼミ | 保育における多様な支援 |
二子石ゼミ | 自然・子ども・保育者を結ぶ保育実践 |
本吉ゼミ | 親子関係への多面的なアプローチ |
※ 年度により変更になる場合があります。
すべての人々の「幸福」の保障に向けて、乳幼児期から高齢期までをトータルで考え、人格形成の基礎を培う乳幼児期の教育と福祉のあり方について、グループワークを通じて学びます。また、折り紙やマジック、葉っぱアートにもチャレンジし、楽しみながら自分の特技を発見できるなど、実践的な指導力や保育技術の向上も得られます。何より雰囲気がよく、毎回新たな学びやチャレンジができる楽しいゼミです。
近年、保育の現場でますます重要性が高まりつつある保育ソーシャルワークについて、その現状と問題点について考察。「保育現場の最前線から学ぶ」ことを基本スタイルとし、私自身が経営する2つの保育園における新動向なども紹介しています。保育マジック・切り絵のほか、自然散策やベビーカー体験、妊産婦擬似体験など、フィールドワークを積極的に行い、遊びや経験を通して学ぶことを多く取り入れています。
「子育て支援」の授業で、子育てについて保護者目線で考え、支援方法を学んだことは、子どものころから保育士・幼稚園教諭になることが夢だった私にとって、とても興味深い内容でした。講義では理論的な学習に加えて、保育の現場経験を持つ先生の実践的な話もあり、グループ発表でさらにその内容を深めます。家庭で抱える問題を園全体で考えるなど、チームワークの重要性についても考えさせられました。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | 保育内容 指導法B |
環境論IB | 造形I | ||
2 | 乳児保育II | 幼児教育 実習指導I |
保育内容 指導法D |
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3 | 子ども家庭 福祉演習 I |
音楽II | 子育て支援 | 保育実習 指導IA |
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4 | 保育内容 指導法F |
子ども家庭 福祉論II |
子どもの 食と栄養 |
体育II | |
5 | 教育心理学 | 子どもの 食と栄養 |
保育士と幼稚園教諭一種免許の資格が取得できる本学科へ。授業でしょうがい児保育を学んだり、保育実習や教育実習に参加したりするうちに、さまざまな課題や特性を持つ子どもたちを支援したいと思うようになりました。そこで、地域の子育て支援について中核的な役割を担う熊本市の保育士を志望。目の前にいる子どもたちを想像しながらピアノの練習をしたり、紙人形劇などの保育教材を作ったりと、保育士としての学びを深めてきました。これからは、ともに子どもを育てるパートナーとして、保護者の方にも寄り添いながら保育に関わっていきたいです。